lightworker:HitomiYoshida

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吉田瞳(よしだひとみ)
2016年 ライトワーカー全過程修了


こういうものを書くのがずっと苦手でした。
プロフィールとは、自分のアピール。自分のことをアピールするなんてとんでもない、できれば見つけてほしくないと思っていた私…。プロフィールとは書きたくないものでした。

ヨガティーチャーとして必要に迫られて書いた時などは、とても落ち着かなかったです。私は自分のことを信頼できず、自分に対して何かしらの不安を抱え、とても不安定でした。

今、それが変化してきています。こうして自分のプロフィールを載せて、これが必要な方に届いて欲しいとも思っています。長らく抱えてきた強い不安やおそれ…今やっとその不安やおそれから自由になってきています。

私の過去や想いを綴ってみました。

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【ヨガティーチャーとして】

私がヨガのTTを終えたのは2008年です。そこから細々とですがヨガのレッスンを始めたので、比較的長い間レッスンをしていることになります。でもずっと「ヨガを誰かとシェアしたいけれども、あまり人が来てほしくない」「私を見つけてほしくない」そんな矛盾した思いがありました。Blogも勧められるままに始めたのですが、発信するのは本当にこわかったです。

何となく深いところに不安やおそれがあることに気づいてはいましたが、目を向けないようにしていました。でも根底にあったのは、「私には価値がない」という自分への意識。

そんな奥深い意識は当然レッスンへの意識にも影響して「私のレッスンはみんなに来てもらうに値しない」「たいしたしたことない」「来てもらってもガッカリされるだけ」ヨガで学んだことは誰かと共有したかったのですが、自分のレッスンをずっとそんな風に思っていました。

【私の過去の出来ごとや思い】

レッスンへはそんな複雑な思いを持ち、またレッスンに限らず何かと行動を起こしにくい私でした。常に漠然とした生きにくさを感じていたのですが、私はそれを自分自身や家族に起こったことのせいにもしていました。

幼い頃にアトピーや喘息がひどく病弱だったこと、誘拐未遂事件の被害にあったこと、家族の長期間にわたる病に行方不明、自分自身の身体の不調、数回に渡る海外生活、親しかった友人の自殺…。こんなに色々あったのだから仕方ないと諦めたり、自分を納得させようとしたりしていました。

今まで楽しいことや嬉しいことがなかったわけではありません。そんなこともたくさんありましたし、好きな人とも結婚して幸せを感じてはいました。でも奥深いところで、得体の知れない不安がありました。感情は安定していなくて、ジェットコースターのように揺れ動きが激しいものでした。

そんな風に安定感がなく、不安でこわくて、何かが満たされないと感じながらの生活。でも幼い頃からそれを誰に語るでもなく、1人で抱えていました。心理学科に入ったのも、カウンセリングの学校に通ったのも、家族心理学の講座を受けてみたのも、カラーセラピーのTTを受けたのも、表向きは仕事のためや家族のため。でも本当は、私自身がとっても苦しくて、解決方法を求めていたんですね。

【ヨガとの出会いと関わり】

ヨガを始めたのもそうでした。ヨガの教義や精神性に惹かれたわけではなく、また痩せたいとか綺麗になりたいと思ったわけでもありません。私はヨガをする必要がある、もっと体を動かさないといけない、そんな気がしてヨガを始めたのです。

今思えば、ずっと頭で何とかしようとしてきたのに限界を感じたのでしょう。考えて考えて考え過ぎて、頭が痛くなっていた日々。よく頭痛がして、病院に行ったり、頭痛薬を飲んだりしていました。病院に行くと「偏頭痛ですね」と頭痛薬をもらっておしまい。その時は原因がわからないと思っていたものの、私の何かがおかしいことは何となく気づいていました。

体を動かさねばと思い、まずは家でストレッチを始めてみました。そしてある日、おそらく2003年頃に書店でヨガの本と出会います。本を見ながら家でやってみたもののよくわからなくて、スタジオに行ってみることにしました。でも綺麗なヨガスタジオに行っても場違いに感じ、ジムのヨガレッスンは大勢すぎて落ち着かない…居心地が悪かったです。色々試して最初に通うことにしたのは、一人ひとりに先生が作ってくれた自分のメニューがあってそれをこなしていく、スタジオというよりヨガ道場というイメージのところでした。

そこから少しずつ体が動けるようになり、その後に精神性を大事にするヨガに巡り会い、その流派のグループレッスンに通うようになります。流れのままに、グループレッスンを受け続け、集中コースなどもたくさん受講、そのままティーチャートレーニングも受けました。ありのままの私を少しは認められるようになったものの、相変わらず自己評価は低いまま、まだ何か違うと感じながらヨガの練習やレッスンを続けていました。

【生きている意味がわからなくなった出来ごと】

そこから2012年。ヨガのティーチャー仲間で、個人的にも本当に親しくしてい友人が自ら命を絶ちました。オーガニックなどの体に優しいのものを取り入れ、アーユルヴェーダやマクロビオティックにも詳しかった彼女。物を大事にして、手作りを愛し、しょっちゅう私に手作りスイーツや料理もふるまってくれました。ヨガティーチャーとしては先輩で学ぶことも多かったですし、生活も見習いたいことがいっぱいで、友だちでありながらとても尊敬していました。

その彼女がいなくなってしまったことは、本当に本当に辛かったです。彼女の辛い気持ちも幾度となく聞いていたので、「私は何もできなかった」「何て酷い人なんだろう」と、無力感に自責の念、罪悪感、たくさんの感情や考えが湧いてきました。私は混乱し始め、自分への不信感でいっぱいでした。

ヨガの良さもわからなくなりました。ヨガって何だろう、私は何でヨガをしているんだろう…そしてヨガではない何かをだんだんと探し始めるようになります。

【ボディワークとの出会いに大きな気づき】

その中で、2014年に出会ったのがアレクサンダーテクニークでした。ボディワークの一つとも分類されるアレクサンダーテクニークですが、今まで聞いたことのない理論に、出会った時は本当に衝撃を受けました。そのまま2014年からアレクサンダーテクニークの学校である「BodyChance」のプロコースで学び始めました。その学びを実践する中で、私は自分に気づくきっかけを本当にたくさんいただきました。

今までの私は学びを自分ごととして捉えられていなかったことにはっきり気づきました。幼い頃からの習慣で、常に頭で、思考で、客観的に捉えていた私。それが悪いわけではないのですが、偏りすぎていてバランスを欠いていました。ヨガでさえも頭だけで理解しようとしていたようで、私はせっかくのヨガの叡智を生かせていなかったのです。でも、そこもアレクサンダーテクニークのお陰で繋がり始めます。再びだんだんとヨガの素晴らしさにも気づいていきました。

【音叉ヒーリングアカデミーとの出会いに本来の自分へと】

そして2016年、アレクサンダーテクニーク教師でもある音叉ヒーリングアカデミーの福井健太郎代表に出会います。

元々アレクサンダーテクニーク教師として信頼があったので、何となくの気持ちで初級の講座を受けました。でもその時の体験とその後も続いた身体感覚の変化が想像以上に素晴らしく、一気に中級、ライトワーカーの講座へと進みました。去年の8月に全講座の受講を終え、12月には全ての課題を終えて、晴れて協会認定のライトワーカーとなることができました。

その学びや協会との関わりの中で、私は本当に本当に大きな変容をとげました。何かがおかしいことは何となくわかっていたけれども、不安でこわくて蓋をしてしまっていた、たくさんの感情や感覚、過去の出来ごと。そこにそれほどのこわさを感じることなく、だんだんと気づいていくことができました。

「音叉ヒーリングアカデミー」の講座ではそこを直接的に取り扱おうとするわけではありません。色々なワークをしているうちに、自分で自然と、今の自分に影響を与えた過去の出来ごとやその関係性に気づいていくのです。自分の中で、どんどんと繋がり始め、問題だと思ったことが問題ではなくなり、原因だと感じた出来ごとも普通に受け止められるようになっていきました。そこには評価や批判や非難はありません。ただただ静けさと許しと愛があります。私は過去をそのままに受け止め、今を肯定し、未来へ希望を持てるようになりました。

今までたくさんのご縁がありましたが、うまく繋がりを持つことが難しかった私。今やっと全てが繋がり始め、調和し始めました。私の思考や行動を制限したり疲弊させていた意識に気づきました。

今は基本的には感情は安定するようになり、何かで振れても、すぐに気づき、戻ってこれるようになりました。またすぐに戻ってこれない時があっても、焦らずに「私は大丈夫」と思えるようにもなりました。 自分の真ん中にいられている感覚があります。安心や幸福という感情を、何も特別なことがなくても感じることができるようにもなりました。

【今の私とこれからの私】

そんな旅路を経て、これからは自分を満たし周りとの調和を大事にしつつ、今までの学びや経験を生かして誰かのお役に立ちたいと思っています。

今は音叉とヨガを組み合わせたオリジナルの「音叉ヨガ」、呼吸や身体の使い方、音叉瞑想や音叉ヒーリングを組み合わせた「個人セッション」を行っています。 今後は「音叉ヒーリングアカデミー」としてのお仕事も行っていく予定です。

お伝えしたいことは、生きるって素晴らしくて、世界は意外にシンプルで、愛と喜びに溢れているということ。過去、不安とおそれで苦しく、その中で生活することが当たり前だった私は、世界がそうであることに初めて気づきました。

今までずっと本来の自分に還る旅をしてきた私です。心身が本来の自分と繋がるには、得体の知れない不安から愛に変わるには、意外と時間がかかることも知りました。私が皆さまのお役に立てるのは、そのプロセスに寄り添い、継続的にサポートしていくことだと思っています。

相当生きにくかった私が今のようになれたのは、今までのご縁と、繰り返し繰り返し、何度も何度も、ずっとサポートし続けてくれた音叉ヒーリングアカデミーがあったからです。私もまた継続的なサポートで、あなたが本来のあなたに還る旅路のお手伝いをしたいと思います。

必要なことは全て、既にあなたの中にあります。

もし今、本来の自分を生きていない感じがするとしたら、大事なのは自分自身がそこに向かうと決めること、自分に合うサポートを受けると決めること。自分の直感を信じて進み始めましょう。

私に、音叉ヒーリングアカデミーに、ご縁があれば嬉しく思います。

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