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こんにちは。
音叉ヒーリングアカデミーの
福井です。

きょうのテーマは
「豊かさ」
ということについて。

この「豊かさ」ということについて
わたしもちょこちょことブログで
書かせていただいていますが
きょうはもう一歩踏み込んでみたいと
思います。

以前は、
「豊か」ということ一つ取っても
ゆっくりできる自分の時間があることを豊かと言ったり
自由に何処かへ行けることを豊かと言ったり
美味しいものを食べることを豊かと言ったり
人によって違うんだなぁ、
と思っていました。

そして、
この考え方は
そもそも「個人」に由来した価値観だなぁ、
と最近、思うようになりました。

この考え方は
そもそも「個人」に由来した価値観である、
というのはどういうことなのか?
ということはこの後を読むと
少し伝わるかな?
と思います。

つい先日、
わたしはお友達のあきかずさんが企画した
「21世紀の豊かさ」というイベントに
参加してきました。

講師は中野佳裕さん。

中野さんは
「コモンズ」という
公・共・私
の「共」にあたる部分が
これからの時代には必要、
ということを伝えていらっしゃる方。


この本の著者の一人でも
あります。

中野さんの講座に参加するのは
今回で二回目で、
わたしもまだ学び始めたばかりなのですが、
とっても共感できる部分が多いと感じています。

(1回目の講座に参加した時のことはこちら
『おかげさまで生きている。』)

公・共・私。

簡単に分けると、
公=国や自治体など(が所有)
私=個人(が所有)
となりますので、
「共」はそのどちらでもないもの、
ということになります。

さて、それでは
その「コモンズ=共」という考えは
一体なんでしょう?

わたしにとって
かなり関心の高いテーマです。

この日の講座で受け取ったことで
一番興味深かったのは、
「消費と幸福感の関係」についてでした。

環境や社会の動きについて
関心の高い方はもしかしたらすでに
ご存知かもしれませんが、
「ハッピープラネットインデックス(HPI)」
という、地球幸福指数という
指標があるそうです。

そのHPIによると、
なんともうすでに、
戦後の高度成長の頃から、
経済発展と共に、
日本をはじめ、
欧米諸国では、
幸福感が下降している、という
グラフを見せていただきました。


・赤い線が経済成長
・緑の線が幸福度

これはどういうことかというと、
消費が増えて物は豊かになったけど
幸せに対する満足感は
減ってしまったということですね。

きっとこのブログを読んでくださっている方も
そんなことを感じていることが
あるのではないでしょうか?

これを中野さんは
『幸福の逆説』と教えてくれました。

その原因は、
関係性が喪失してしまって、
どんどん個別化してしまっていることによるものが
あるのではないか?
ということでした。

個別化している、ということは、
どんどん
公・共・私の「私」に寄っていっている
ということですよね。

講座の中でも
消費主義は孤独感の埋め合わせによるもの、
ということを取り上げてくれましたが、
直感的にしっくりくる感じがあります。

ちょっと乱暴な言い方をするかもしれませんが、
今の経済の流れの主流は
自分の中に開いた穴を埋めるの(欲望)を
刺激して購買してもらう、
ようにマーケティングと呼ばれるものや、
販売が行われているように感じます。

売って、売って、
勝って、勝って、
ということに限界にきているのを
誰もが薄々気がついているのかもしれません。

とても
面白かったのが、
以前講座を受けてくれていた
大学生の男の子と
2年ぶりくらいに
会う機会がありました。

最近の大学生は本当に意識が高い。

話していてとっても
刺激的でした。

その彼が言ってくれたのが
わたしにとっても大きな刺激を
与えてくれたのです。

それは、
「最近の企業や、
テレビを見ていていつも聞くのは、
生き残るには、という言葉なんですよね。」
と言ってくれたことでした。

わたしは、
どきっとしました。

わたしもそれを聞いて
改めて、
その先にわたしたちが望む世界が
あるのだろうか?と
考えてみました。

わたしにはどうもそうは思えないんです。

なのでまずわたしなりに
「コモンズ」というものが
どういうものなのか?
ということに
何かヒントがあるような気がしているので
そのことを手掛かりに
日常やこのアカデミーの運営も見直して
いきたいと思って
妻や、講座を受けてくれた卒業生と
対話を重ねております。

一つは、
利益というのを置いておいて、
今自分たちが興味を持っていることを
やってみよう、ということ。

その一つが先日開催した、
『祝福の海』という映画の
自主上映会でした。

わたしたちの生活は
一体何の上になりたっているのか。
今感じている豊かさになっているものの
土台は何か?
これからの豊かさを
3.11という震災を通して
改めて見つめ直す、
というような内容の映画です。

そして、引き続き今は、
「人と人のつながり」を
取り戻せるように何かできないかと思い、
「食」を通して、
家族や人とのつながりが生まれる
イベントも企画しております。

まだ始めたばかりですが、
その中で今までとは違う、
仲間との意識の共有や、
喜びを感じ始めています。

まさしく、
「満たされる」という感覚です。

そこには、
一切お金はかかりません。

身一つあればできることです。

まさしく
関係性の回復、
なんだと思いました。

最後に次のことをシェアして
今回のブログを終わりにしたいと思います。

それは、
先ほどお伝えした
ハッピープラネットインデックスという
指標の中で用いられている
算定方法の要素の一つ、
「エコロジカルフットプリント」
について。

「エコロジカルフットプリント」
とは、
どれほど人間が自然環境に依存しているかを、
わかりやすく伝える指標であり、
ツール(道具)で、

具体的には・・
世界中のひとびとが
日本人のような暮らしをはじめたら、
地球が約2.4コ必要で

世界中のひとびとが
米国人のような暮らしをはじめたら、
地球が約5.3コ必要

ということ、
だそうです。

先ほどの
ハッピープラネットインデックスでは、
経済成長との比較で
幸福度という関係だったのですが、
あともう一つ指標があります。
それが環境への負荷について。

もう一度さきほどのグラフを見てみると、
真ん中の青い線が
環境負荷についてです。

もう想像がつくと思いますが、
経済成長と共に、
環境負荷は増えています。

このまま「私」という考え方が続いていけば、
きっとこの地球が何個も
必要となってしまうでしょう、
ということが
このエコロジカルフットプリントから
わかること。

これからのわたしたちの課題は、
「関係性の回復」を目指し、
「消費」という意識から、
「コモンズ」という意識に
移行していくことにある。

まさに
「私」という考え方から
「共」という考え方に
バランスよく移行して行くことが
ハッピープラネットの実現に
つながるのではないかと思いました。

その為にも
まずは、自分自身とつながり直す、
ということが改めて重要ですよね。

自分とつながる以上に
人とつながるのはもっと複雑です。

特に「私」という
価値観が浸透している現代においては。

わたしもまだまだ答えが出ていなくて
日々実践と試行錯誤しているのですが、
これからも学びを続けて、
みなさんと活動や
ブログなどを通して
シェアをしていきたいと思います。

21世紀の豊かさに関心がある方は、
Nic Marksさんによる
「The Happy Planet Index 」
という動画がありますのでぜひ観てみてください。
この動画の中にも
これからの考え方のヒントを
具体的に提案してくれています。

それでは♪