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※この文章は中級修了者のSACHIKOさんに
書いてもらったものです。
代表の福井が
SACHIKOさんのワンちゃんに対する愛情に
感動して
『どうしても一人でも多くの方に
知ってもらいたい!』
と、思ってお願いしました。
ワンちゃんを飼っていらっしゃる方も
飼ってらっしゃらない方も
とってもおすすめですので、
ぜひ最後まで読んでみてください。
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もうすぐ17歳になるキャバリア
「朱理」と暮しています。
キャバリアの平均的な寿命は、
13歳くらいなので、
朱理はとても長生きさん。
今年の夏くらいから、
朱理はあまり歩きたがらなくなり、
後ろ脚がヨロヨロしてきました。
食欲も落ちてきて、
食いしん坊だった朱理が、ご飯を残すようになり、
時には食べない時さえありました。
でも、17歳に近いということを考えると
「そんなものなのなぁ。」って思っていました。
今年10月上旬、定期検診の時でした。
腎臓の数値が正常の4-5倍、その上、
心臓も悪化していました。
腎臓の治療は、心臓の治療と相反するもの。
このまま腎臓の数値が下がらなければ、
本当に近い将来「お別れ」が来る、
そういった状態でした。
朱理は、心臓が悪いので、
腎臓のためだけの治療はできません。
そのため、ポカリスエットを倍に薄めたものを
毎日500ml飲ませ、尿を増やし、
毒素を体内からだすこと、それとそれに伴い、
心臓のケアで強心剤の追加、
これだけが治療内容でした。
まず、最初にやらなくてはいけないことは、 |
食べなくなってしまったため、
4.7キロくらいだった体重は、
4.3キロまで減ってしまっていました。
ほとんど食べてくれない状態。
そんな中でも、
お肉やおさしみだけは食べてくれました。
腎臓の治療には、
まずタンパク質の制限がありますが、
その時は、
そんなことは言っていられません。
まず、
食べて身体の中で体液を循環させること、
それが重要。
とにかく何でもいいので、食べて欲しい。
その一念で、私の手からでも食べさせました。
朱理は、腸も悪いので、
同じタンパク質を続けると下痢をする。
そこで、昨日は、牛肉、今日は鳥肉、
明日はマトン・・・そんな感じで、
とにかくとにかく食べてもらうことだけを考えて、
ご飯を作りました。
その一方で、これだけの治療では、
回復しないと感じ、
鍼灸の治療をお願いしている
ホリスティック獣医さんにも相談。
そうしたら、
神様が助けてくれたようにタイミングよく
新しい治療を受けることができたのです。
それが、周波数での治療方法。臓器、
骨にはそれぞれ特異の周波数があります。
まだ一般的ではないですが身体に周波数を当て、
それにより、患部を見つけ、治療するというもの。
それを受けることにより、今、朱理に必要な薬、
食材がわかりました。
それから、心臓、腎臓、
腸をサポートする漢方薬も開始。
この定期検診の少し前、音叉とも出会いました。
528hz・・・・DNAを修復するという音叉。
ここから、 |
体重を増やすためには食事を摂らせること、
食べてくれないと体液の循環が行われず、
機能が回復しない。
朱理は、器にゴハンを入れて、
いつもの場所に置いても匂いを嗅ぐだけで食べてくれない。
食べないのではなく、食べられなかったのだと思う。
もう10年以上前から手作り食。
手作り食にしたきっかけは、
あるペットフードメーカーのセミナーに参加したことでした。
その時聞いた言葉を今でも鮮明に覚えています。
「100g10円でお肉が買えますか? |
この言葉を聞いたとき、
「手作り食」にしようって直観的に思いました。
それでも栄養のバラスなどを考えると
朝晩とも手作り食に変える勇気がなかった。
最初は、朝ゴハンは国産のドッグフード、
夜ゴハンは手作り食。
手作り食って言ってもお肉と野菜の切れ端を
細かくしたもの、それに酵素、ゴマ、
時々海苔などを入れて・・・って感じで
かなりいい加減なもの。
ただ、炭水化物は一切あげませんでした。
気をつけていたのは、高タンパク、
低脂肪のお肉をメインにすること、
それと病気予防を兼ねての体重管理、
これだけです。
手作り食にして、最初に感じたのは、
体臭がなくなったこと。
ドッグフードの酸化した油が影響していたかもって
思っています。
それと涙やけがほとんどなくなり、
たれ耳だから耳がジュクジュクしていましたが、
梅雨の季節のみになりました。
そうそう、それと毛艶がよくなりました。
たったこれだけの変化かもしれませんが、
私にとっては、大きな収穫でした。
私と同じものを食べて、健康になる。
こんな嬉しいことはありません。
手作り食にしてから何回も血液検査を受けましたが、
手作り食だから数値が悪くなったと
判断できるものは何もなく、
健康に問題はありませんでした。
そして、いつからか朝晩とも手作り食になっていました。
食べてもらうため、
大好きなマグロのお刺身を薄くスライスし、
一口で食べられる大きさにして、
朱理の鼻先に持っていく。
そうすると匂いを嗅いで・・・
口に入れてはくれるけど吐き出してしまう。
あきらめずにもう一回。
今度は食べてくれた。
一度食べてくれると何回かは食べてくれる。
でもまたそのうち吐き出す。
この繰り返し。
食べさせようと決めた量を
食べてくれるまで何回でも食べさせました。
他のお肉はローストして、
同じように食べさせました。
そのうち、少しずつ少しずつ口から
吐き出すことが少なくなり、
体重も少しずつ増加。それに伴い、
朱理の顔つき、動きも良くなってきた。
食べることは、生きること、 |
次の段階は、
タンパク質(お肉)以外のものを食べさせること。
最初はお肉に少量のゴハンやジャガイモを包んであげました。
どんどん食べてくれる量が増えていきました。
それに伴い、
あんなに悪かった腎臓の数値も正常に近いところまで回復。
食べることは、生きること、
朱理の生命力に驚きとともに感謝です。
今は、タンパク質の制限があるので、
お肉を減らし、
その分カロリーは炭水化物から摂っています。
あの食いしん坊の朱理が戻ってきました。
食いしん坊でいる限り、
朱理はいつまでも私の傍にいてくれるって信じています。
もう一つの戦い・・・・・ |
朱理の体内水量を増やすため、
ポカリスエットを倍に希釈したものを飲ませること。
腎臓の治療だけであれば入院して、
静脈点滴を集中的にする、
リンゲル液を日歌集者するという方法がある。
でも朱理は、心臓も悪い。心臓の治療は、
体内から水分量(血液)を減らすこと。
だから、体内の水分量を増やす腎臓優先の治療は
できませんでした。
それにリンゲル液は、ナトリウムの含有量が多い。
ナトリウムは心臓の大敵。
主治医の判断で、ナトリウム量が低く、
リンゲル液の成分とほぼ同じポカリスエットを
経口投与することになりました。
ポカリスエットを飲ますと言ってもその量が半端ない。
体重4.3キロの朱理に毎日500ml・・・・。
人間で言ったら、一日5lL飲むのと同じ。
ポカリスエットを倍に希釈して、
10mlの針のない注射器に入れ、
それを飲ませる・・・
飲みたくないので、朱理は嫌がる。
私は無理に飲ませる。そのうち、朱理のお腹から、
水の流れる音「ぼこぼこ」と音がする。
朱里は口をあけなくなる。
私は指で朱理の口をこじ開ける。
「ごめん、朱理。ごめん、嫌だよね。苦しいよね。
飲みたくないよね・・・」
でも朱理に生きて欲しい・・・・・・・
そのうち、
朱理もポカリスエットを飲むことに少し慣れ、
上手に飲んでくれるようになった。
そんな日々が1週間、2週間と続き、
3週間目を過ぎたころ・・・
やっとやっと
「ポカリスエットの量を減らしてもいい」
そう主治医から言われた。
うれしかった。
まだ飲ませる量は、一日300ml。
それでも500mlより、ずっと楽。
もしかしたら、朱理が生きている限り、
ポカリスエットは飲まさなければいけないかもしれない。
それでもいい。
朱理が生きていていてくれればそれでいい。
Writer Sachiko
ブログ:http://syuriairi.blog6.fc2.com/
ワンコ飼育歴約20年。
最初の子は雑種で「樹理」でした。
2000年、2月19日に虹の橋に行きました。
その後、朱理がやってきました。
ところが朱理は樹理と違いビビリで・・・
ビビリがきっかけで訓練を始め、
はまってしまったsyurimamaです。
ワンコの気持ちが全部分かれば良いなぁって
思ってる今日この頃です(笑)